Tag Archive アベノミクス

今週の相場&論点~ファンダメンタルを修正してくれば、相場は値動きを起こすだろう

雇用統計が重視されます。統計では「平均時給」「労働参加率」の良悪がFRBの利上げ判断に影響を与えると見られており、よく観察する必要があるでしょう。

■先週の相場確認

先週は、神経質な値動きが続く1週間だった。米大統領選討論会、OPEC非公式会合、ドイツ銀問題など経済ファンダメンタルズをやや離れた話題に相場が反応した。

米討論会ではクリントン氏の優勢が印象付けられた。いわゆるトランプリスクが後退しており、市場はひと安心に。原油相場はOPEC非公式会合で8年ぶりの実質減産合意となり原油相場は上昇。ただ、11月総会に向けて参加国の生産枠交渉が難航するとの見方もあり、今後には不透明感は残る。ドイツ銀の経営不安は世界的に銀行株安へと広がりをみせている。同社株は一時10ユーロ割れまで最安値を更新。

また、米金融当局者の発言も相次いだ。早期利上げを主張する内容が多かったが、金融政策正常化に対する必要性や、行動が遅きに失した場合のリスクの指摘にとどまるケースが多かった。米GDP確報値は前期比年率+1.4%に上方修正されたがドル買いの反応は一時的に留まった。年内利上げの手ごたえを得るにはやや歯がゆさが残る面も。(引用:Klug 蝦夷守編集)

■今週の相場観

今週から第4四半期の始まりです。2016年も1/4を残すのみとなりました。今週は雇用統計、ADP雇用者数、ISM製造業景気指数、RBA政策金利、IMFによる経済見通しを含む重要データがでてきます。さらにFRB系の要人発言も相次ぎます。特に7日はタカ派(ジョージ・カンザスシティ連銀総裁)とハト派(ブレイナードFRB理事)の強硬派がそれぞれ火花を散らすため、注目を集めそうです。週末にテレビ討論会(米大統領選)があるため、金曜には資金退避のためレパトリエーション(資金還流)が起こるでしょう。豪州では政策金利がでます。利下げの確率が減衰していて、それが裏付けられれば豪ドルも買われるでしょう。直近の資源高も追い風になります。

相場観は、おおむねドルが買われやすい展開が想定されます。ドル/円は8月初旬に102円を割れて以来、2カ月も100円近傍にとどまっています。長期的な下値が確認されつつあるのでしょう。120円(2016年1月)からの下落がこの辺で止まる可能性は日々高くなっております。材料が補強されれば、ドルは上昇に転じるでしょう。米国が先進国で唯一「利上げ」を検討している国であることを忘れてはなりません!雇用統計などが良い内容ならば、一気に利上げを意識し始めるでしょう。チャートがかなり動くことも念頭に構えておくべきです。

1日(土)
中国製造業PMI(9月)
中国非製造業PMI(9月)

2日(日)
豪州市場、夏時間に移行

3日(月)
日銀短観(第3四半期)
米自動車販売台数(9月)
米ISM製造業景況指数(9月)
上海市場は国慶節で休場(7日まで)

4日(火)
日銀短観企業物価見通し
豪中銀政策金利
シカゴ連銀総裁、講演
リッチモンド連銀総裁、講演
IMF世界経済見通し公表

5日(水)
米ADP雇用者数(9月)
米ISM非製造業景況指数(9月)
シカゴ連銀総裁、講演
リッチモンド連銀総裁、講演
ミネアポリス連銀総裁、講演

6日(木)
ECB議事録
米新規失業保険申請件数(1日までの週)
G20財務相・中銀総裁会議(ワシントン)

7日(金)
英鉱工業生産(8月)
米雇用統計(9月)
フィッシャーFRB副議長、講演
ブレイナードFRB理事、講演
クリーブランド連銀総裁、講演
カンザスシティー連銀総裁、講演
IMF・世銀、年次総会

8日(土)
中国財新サービス業PMI(9月)

9日(日)
米大統領選、第2回テレビ討論会

Tags, , , , , , , , , , , , , ,

今週の相場&論点~米・雇用統計などドル相場は新しい材料で値動きするだろう

 

シカゴ市街

米ファンダメンタルを観察できる材料が多くでます。その他にも材料が多く、ファンダメンタル情報によって相場が左右されるでしょう。

■先週の相場確認

先週は、日米金融政策に注目が集まった。特に日銀には事前に追加緩和期待が強まり円相場が神経質な値動きを示している。政府の景気対策の規模に関する報道や、50年債導入などの観測報道に円相場は逐一反応した。ドル円は一時106円台に乗せる場面もあった。市場には3次元追加緩和への期待が高まる一方で、内容が不十分であれば円高に進行するとの見方も次第に広がった。金曜日の決定会合では、ETF購入の6兆円への拡大、ドル資金供給策などが盛り込まれた。日銀はインフレ見通しを引き下げた。ドル円は一時105円台乗せも、すぐに102円台まで反落。黒田日銀総裁会見では新味がなく、ドル円は103円台に落ち着いた。その日のNY市場で米GDPが弱い内容となったことから、ドル円は一時102円を割り込む場面も見られている。

 一方、米FOMCでは事前に金融政策の据え置き見通しが市場に浸透した。結果は予想通り利上げ見送り。声明ではEU離脱などの短期リスクが後退したとする一方で、9月利上げについては言及されず。ドル相場はドル安圧力が優勢になった。ユーロドルは週初の1.09台からFOMC後には1.11台乗せへと上昇。 ポンドには8月利下げ観測が根強く、上値が重かった。豪ドルやカナダドルにとっては週を通して原油安が続いたことが重しとなった。対円では売り優勢、対ドルでは買い優勢とまちまち。(引用:Klug 蝦夷守編集)

 

■今週の相場観

先週はそれまで織り込んだリスク選好を吐き出す週となりました。ドル/円に至ってはスタートライン近傍まで退却。金曜に3円以上円高になったため、また100円割れが視野に入ってきました。そもそも7月11日以降のドル/円高騰がやり過ぎだったと思います。あんなに高騰する理由はありませんでした。

今週は雇用統計、ISM製造業景気指数、PCEコアデフレータなど米国から重要な経済指標がでます。豪州と英国では政策金利、日本では経済対策&内閣改造&東京都知事選と政局絡みになります。中国・製造業PMI(2つとも)も注目されます。さらに、ブラジルでオリンピックが開幕となり、世界はお祭り気分となります。重要な競技の時間帯には投資家も手が止まるので、流動性に関与する場合があります。例えば注目の開会式や陸上100メートル決勝などのタイミングは相場が機能不全になるでしょう。逆にテロなどの不祥事の温床ともなるため、投資家にとってはリスク要因と言えなくもありません。イタリア系銀行の不良債権問題により、ユーロは弱含みが予想されユーロ/ドルは売り合いになりそうです。

今週は、先週の日米政策金利等の動きを踏まえて新しく相場観が構築されていくでしょう。米国の9月利上げに関する思惑は、今週の経済指標などからも読み取ることが出来ます。ドルは経済指標を観察しつつトレンドを作り出すことになります。

1日(月)
中国製造業PMI(7月)
中国財新製造業PMI(7月)
米ISM製造業景況指数(7月)

2日(火)
経済対策決定
豪中銀政策金利発表
米個人支出・PCEコアデフレータ(6月)
米自動車販売統計(7月)
ダラス連銀総裁、講演

3日(水)
内閣改造
日銀議事録
中国財新サービス業PMI(7月)
ユーロ圏小売売上高(6月)
米ADP雇用者数(7月)
米ISM非製造業景況指数(7月)

4日(木)
岩田日銀副総裁、講演
ECB経済報告
英中銀政策金利発表
英中銀四半期インフレ報告
米耐久財受注(6月)
米新規失業保険申請件数(30日までの週)
ダラス連銀総裁、講演

5日(金)
米雇用統計(7月)
第31回夏季五輪リオデジャネイロ大会(21日まで)

Tags, , , , , , , , , ,

〔日本〕  首相は景気対策の規模が28兆になると表明!

安倍晋三首相は27日午後、福岡市での講演で、政府が取りまとめを進めている経済対策の事業規模を28兆円超とする意向を表明した。共同通信は8月2日に閣議決定すると伝えている。
安倍首相は講演で、経済対策について「財政措置の規模で13兆円、事業規模で28兆円を上回る総合的かつ大胆な経済対策を来週取りまとめたい」と発言。「内需を下支えし、そして景気の回復軌道を一層、確かなものとするものにしなければなりません」とも語った。首相の発言場面はNHKが放映した。

SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは経済対策について「事業規模は水増しされているのは確かだろう。ただ真水の部分はおそらく5兆-6兆ぐらいだと思う。しかも複数年にわたるだろう」と指摘。その上で、「あくまでトータルパッケージでこう言っているだけ。真水の部分はそんなに大きいわけではない。経済効果という意味では限定的だろう」と語った。

政府は26日、自民、公明両党に経済対策案を提示。熊本地震や東日本大震災の復旧・復興や防災強化のほか、大型クルーズ船受け入れのための港湾整備など観光インフラ整備を盛り込んだ。財政投融資の活用によるリニア中央新幹線の全線開業の8年間前倒しや整備新幹線の建設加速化も明記した。両党は28日もそれぞれ政務調査会の会議を開く予定。(引用:ブルームバーグ2016/7/27)

 

20兆円と報じられていたより、さらに上回る『28兆円』という規模が提示されました。マーケットは具体的な数字に素直に反応するようできています。そのため、日本時間は楽観的な円安で相場が動いていました。ただし、記事中にもある通り「真水の部分はどの程度か?」と言う部分が見えてくれば、後に失望の相場になるかも知れません。景気対策は何と言っても実弾の部分が効果をあげるからです

とはいえハッタリで水増しに成功すれば、それはそれで見事な話で、良い事だとは思います。例えば地域振興券、不動産減税、マイカー減税など組み合わせれば効果があります。熊本地方の宿泊補助の『復興割』なんか大変な人気でした。消費促すことで、経済のかさ上げに成功すれば、景気にとってプラスに作用するでしょう。

問題もあるでしょうが、アベノミクス(第2弾)は順調に始まった様です。経過を見守りましょう。次は黒田東彦BOJ総裁が動く番になりそうです。今週のBOJ政策金利向けて盛り上がってきましたが、どう振る舞うでしょう?

Tags, , , , , ,

〔日本〕 経済対策は27兆円規模と報道

日本発の報道でドル/円、クロス円を賑わせています。

今日はFOMCを控えており、流動性(取引量)が低めであります。こういう時に突発材料が出てくると、相場は跳ねる傾向があります。取引量の少なさから、値離れした指値注文が約定しやすいためです。流動性について日々のBLOG記事でしばしば触れるのも、こういう相場への備えとして書いています。

とはいえ、アベノミクス(第2弾)を盛大に仕掛けてきました。選挙を圧勝したのもあるでしょうが、首相も相当に強気ですね!その強気さも相場に反映されるので、FX投資では考慮しておく必要があります。要人の性格・心理状態も、ファンダメンタルの大切な構成要素です。

Tags, , , , , ,