FRBが利上げする条件は?

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FRBがいよいよ利上げモードに入りはじめました。リーマンショック以来、2回の利上げ(2015年12月、2016年12月)が既に行われています。2017年には複数回の利上げが行われる公算が強まっています。では、FRBがFOMC会合で利上げを決める条件とは何でしょう?利上げがドル相場に大きな値動きを与える以上、その条件を知るのは必須であります。

FOMCは利上げを決める会合です。為替や株と違い、政策金利(利上げ)は会議で人為的に決められる特徴があります。(これは大変重要なポイントです)

利上げを決定する際、満たされるべき条件は上記に掲載した【FRBが掲げる利上げに2大要件】です。つまり、インフレ率がある程度強く、雇用もある程度強い状態が両方満たされている事が条件となります。両方を観察する事で、FRBが利上げする時期を予測する事が可能となります。利上げするとなれば、毎回数円単位でドル/円が上昇します。従って、利上げの予測はFXで利益を確保する重要な要因となる訳です。

2大要件についてもう少し詳しく見ていきましょう。

【インフレ率】
米国においてインフレ率とは、PCEコアデフレータ(前年比)であります。これを知らない方が結構多いのですが、消費者物価指数(CPI)ではありません。イエレンFRB議長は、まずこの経済指標をみてインフレ率を確認しています。また、米国はインフレターゲット(=インフレ目標)を+2.0%に設定しています。

つまり、FRBはPCEコアデフレータ(前年比)が+2.0%を超える勢い(必ずしも超える必要はない)と認められれば、インフレ率の要件を満たすとなります

【雇用】
米雇用に関しては、雇用統計が最も注目されます。雇用統計とは同時に発表される雇用系指標の総称であり、その中でも非農業部門雇用者数、失業率、労働参加率、平均賃金の4つが重視されます。雇用には働き口の確保(量的雇用)と賃金上昇(質的雇用)とがあります。イエレンFRB議長は「スラッグ(弛み)がある」と言って、量的には満たされつつあるも、質的には不十分という姿勢でした。(下記図参照)

つまり、質的な部分が改善されれば、雇用の要件を満たすとなります。質的な要件を確認するには上記で示したうち労働参加率、平均賃金をより観察する必要があります。

FRBはこれら要件を満たせば利上げすると再三述べています。利上げをすればドルは急騰します。ですから、要件を確認するノウハウはFXで利益を確保するのに必要であります!

FOMCで利上げが行われる時、過去のデータを見ても2円から5円程度ドルが買われる傾向があります(FOMCから数週間逆算して)。この辺を読み解くノウハウを理解すれば、数円単位で簡単に利益を抜くことが出来るようになる訳です。この意味で為替相場はとても合理的に値動きをします。

 

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