〔豪州〕RBA四半期金融政策報告は良悪材料が混在!

オーストラリア準備銀行(中銀)は四半期金融政策報告を公表し、基調インフレ率は2018年まで目標以下で推移するとの見通しを示した。豪中銀は2日、政策金利を過去最低の1.5%に引き下げたばかり。今回の金融政策報告が低調なインフレ見通しを示すなどハト派的な内容となったことで、さらなる利下げに含みを持たせる格好となった

豪中銀は金融政策報告で「インフレ率は(2018年末までの)予測期間の大半において、2%を下回る見通し」と指摘。「経済成長見通しは前向きだが、成長には一段の上振れ余地がある」と見方を示した。

豪中銀はインフレ率を長期的に2─3%の範囲内にすることを目指している。ただ、第2・四半期の消費者物価指数(CPI)は前年比1.0%上昇にとどまり、基調インフレは過去最低の1.5%だった。

金融政策報告は、キャッシュレートはおおむね市場に沿って推移するとしたのみで、追加緩和の有無に関するガイダンスは示さなかった。先物市場はクリスマスまでの利下げ確率50%を織り込んでいる。(引用:ロイター2016/8/5)

 

豪州は、あと1回ほど利下げを行うかも知れません。ただ、利上げはかなり先になるでしょう。当面は利下げ効果を確認することになると想定されます。日本や英国が行った金融緩和など踏まえると、協調的金融緩和とも呼べる現象が現出されています。中期的な景況感はアップトレンドと予想できる為、マーケットにとってリスク選好と捉えることが出来るでしょう。

利下げは短期的に通貨を切り下げる効果があります(英国でも利下げでポンドが売られていました)。しかし、利下げは景気改善の効果を生み出す政策ですから、景気が改善すれば豪ドルは上昇に転じます。豪ドルの中長期相場を予測する時、このポイントがとても重要になります。私は最終的に豪ドルが買われるトレンドに突入すると予測しています。