〔英国〕 強いCPIではあったが・・・

英国では7月にインフレが加速した。ポンド安で生産者の輸入物価がここ4年余りで最大の上げとなるなど、物価上昇圧力がさらに高まる兆候が現れた

  英政府統計局(ONS)が16日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.6%上昇した。6月は0.5%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では0.5%上昇にとどまると見込まれていた。生産者物価では、2年8カ月にわたり下落が続いていた仕入価格が前年同月比4.3%上昇と反発。輸入物価指数は2011年以来の大幅な上昇を記録した

  今回の物価統計は、英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択した影響を示す初の確かなデータとなる。国民投票結果が経済に及ぼす本格的な影響を判断するには時間を要するものの、今週発表される雇用統計や小売売上高、財政収支が手掛かりになるとみられている。(引用:ブルームバーグ)

 

インフレ上昇にも色々あります。その中で、今回の英インフレ上昇は悪玉インフレに属するでしょう。悪玉インフレとは、景気改善などを伴わないインフレを指しています。今回のインフレは、為替急落により物価が上昇したとあります。インフレ上昇は、基本的に政策金利の引き上げにつながるものですが、このインフレはそういう効果を生みません。ですが、マーケットではインフレ率が上がる事が、そのまま利上げ期待(今回の場合は利下げ中止思惑)と考えます。よって、短期的に今回の発表はポンド買いになりますが、当然長くは続かないでしょう

一般論として正しいことが、常に正しいとは限らない。この経済指標は、その一例になると思います。