〔ユーロ圏〕 追加金融緩和を抑制する方針

欧州中央銀行(ECB)は18日、7月20─21日開催の理事会議事要旨を公表した。

メンバーらは、英国の欧州連合(EU)離脱決定に関連したリスクが増大しているものの、政策変更を話し合わず、追加刺激策への市場期待を抑制する考えで一致していたことが分かった。英EU離脱決定への市場反応は予想以上に穏やかだった点を踏まえ、議事要旨は政策変更を急がない姿勢を示した。

議事要旨は「現段階で、金融政策上の対応をとる可能性について討議するのは時期尚早という認識が、メンバー間で広く共有された」と指摘。「下向きリスクが明らかに高まったものの、今後数カ月間に得られる情報を評価する、さらなる時間が必要だ」と指摘した。

また、「将来の金融政策の道筋について過度な期待を生じさせることなく、責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を活用し、目的達成のために正当化されれば、行動をとる能力と用意がある点を、理事会が繰り返し表明する必要があるという見方が全般に広く共有された」とした。さらに、英EU離脱に伴う主な影響は政治面と強調、EU政策決定者らに両者間の交渉をめぐる不透明感への対処を呼び掛けた。(引用:ロイター2016/8/18)

 

ECBは金融緩和へ否定的な意見を持っているようです。あくまで現時点ではですが…
明瞭なマイナス作用が出ていない中、早く飛び出す必要ないと考えたのでしょう。十分に利下げを含む金融緩和が期待される中で、そういう決断をしました。利下げを期待する向きがある中で、こうした議事録が出てきましたから、ユーロ相場は買われるでしょう。ユーロが強いというより、ユーロを売り持ちしていた投資家が、失望で買い戻した結果でしょう。今後も油断はなりませんが、当面の利下げ・禁輸緩和はなさそうです。それが分かっただけ、よい会議だったと思います。