Monthly Archive 8月 2016

8月31日(水曜) 本日の相場見通し~今週のデータ次第で「110円」も視野に

米シカゴ製造業景況指数

ADP雇用者数やシカゴ購買部協会景気指数で、米ファンダメンタルを観察することが出来ます。

【参考チャート】米2年国債・利回り(利上げ予測に役に立ちます)

◎FX 相場観&見どころ

8月末です。FXでは実質月初に相当します。現実の決済に日数がかかる為です。

今日はADP雇用者数ユーロ圏の経済指標が重視されるでしょう。ADP雇用者数は金曜の雇用統計の前座という意味が大きく、発表後に乱高下します。FRBは雇用が整えば、利上げに動くとの構えを見せていて、その条件が整うかを確認する重要データになります。ですから、とくに今回は注目されるでしょう。

現在、ドルが相場の中心です。ドル相場の方向が見えて、その他の通貨の方向性が作られていくでしょう。もう1つ重要なのは、ユーロ圏・失業率です。もしかすると節目の10.0%を割り込むかもしれません。マーケットは象徴的な数字に敏感なので、ユーロも強含みがあり得ます。するとユーロ/ドルが綱引きになる展開になるでしょう。今日もファンダメンタルに沿って値動きが起こる流れになります

◎ファンダメンタル動向

ジャクソンホール・シンポジウムでのタカ派発言に続き、今週に入って重要指標が軒並み強いデータとなっています。PCEコアデフレータ、CB消費者信頼感指数が良く、今日はADP雇用者数が発表されます。明日はISM製造業景気指数、明後日は雇用統計です。BIG5の3番目が今日ということです。これらデータから利上げ思惑が修正され、5円単位でドル相場が値動きを起こしていきます。良いデータが揃えば、110円も視野に入るでしょう。

【英国】
GFK消費者信頼感(8月)8:05
予想 -8 前回 -12

ネーションワイド住宅価格(8月)15:00
予想 -0.2% 前回 0.5%(前月比)
予想 4.8% 前回 5.2%(前年比)

【日本】
鉱工業生産・速報値(7月)8:50
予想 0.8% 前回 2.3%(前月比)
予想 -3.0% 前回 -1.5%(前年比)

【NZ】
ANZ企業景況感(8月)10:00
予想 N/A 前回 16.0

【ユーロ圏】
ドイツ小売売上高(7月)15:00
予想 0.5% 前回 -0.1%(前月比)
予想 0.3% 前回 2.7%(前年比)

ドイツ失業者数(8月)16:55
予想 -4千人 前回 -7千人

ドイツ失業率(8月)16:55
予想 6.1% 前回 6.1%

ユーロ圏失業率(7月)18:00
予想 10.0% 前回 10.1%

ユーロ圏消費者物価指数(8月)18:00
予想 0.3% 前回 0.2%(前年比)
予想 0.9% 前回 0.9%(コア速報値・前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(26日までの週)20:00
予想 N/A 前回 -2.1%(前週比)

ADP雇用者数(8月)21:15
予想 175千人 前回 179千人

シカゴ購買部協会景気指数(8月)22:45
予想 54.0 前回 55.8

中古住宅販売成約指数(7月)23:00
予想 0.7% 前回 0.2%(前月比)

【ブラジル】
GDP(第2四半期)21:00
予想 -0.5% 前回 -0.3%(前期比)
予想 -3.7% 前回 -5.4%(前年比)

ブラジル中銀政策金利 時刻未定(31日-1日の間に発表予定)
予想 14.25% 現行 14.25%

【インド】
GDP(第2四半期)21:00
予想 7.6% 前回 7.9%(前年比)

 【カナダ】
GDP(6月)21:30
予想 0.5% 前回 -0.6%(前月比)

GDP(第2四半期)21:30
予想 -1.5% 前回 2.4%(前期比年率)

10:00 デベル豪中銀総裁補佐、講演
10:30 布野日銀新議員、あいさつ
14:00 布野日銀新議員、会見
15:00 小池東京都知事、講演
15:00 仏中銀総裁、講演
16:15 ボストン連銀総裁、講演
16:15 シカゴ連銀総裁・プラートECB理事、討論会参加
21:00 ミネアポリス連銀総裁、講演
21:45 仏中銀総裁、講演
23:30 米週間原油在庫統計

 

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8月30日(火曜) 本日の相場見通し~数円単位で動く環境が整ったドル

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米国のインフレ率は上昇の気配があります。原油が50㌦近傍まで上がった事も、完全雇用が近づいたこともそうです。消費の強さが確認されれば、ドルの支えになるでしょう。

【参考チャート】米2年国債・利回り

◎FX 相場観&見どころ

天気が悪いと相場に悪影響があります。こんな日に積極的な買いに出る心理にはなりにくく、流動性も鈍化します。昨日も相場の伸びとしては弱かった感があったと思います。ドル/円は深夜に失速したものの、アップトレンドは揺らいでいません。そのトレンドを今日も受け継いだ中で相場は進むでしょう。短期的な調整があっても全体的には買いが正当化されています

日本・雇用統計、独・消費者物価指数(CPI)、米・S&Pケースシラー住宅価格指数、CB消費者信頼感指数がでます。CB消費者信頼感指数はFOMCの判断に影響を与えます。この経済指標は間接的にインフレ率に影響力を持つ為です。ただ、経済指標の重要性としては、雇用統計、ISM製造業景気指数や明日のADP雇用者数には及ばず、やや調整的に展開が想定されます。週末に向けてテンションを上げていくので、その流れを感じながらトレードすると良いと思います

◎ファンダメンタル動向

PCEコアデフレータは小幅ながら上昇しました。イエレン議長が利上げを正当化した発言を裏づけています。問題はこの流れが雇用統計まで続くかどうかという点にあるでしょう。2日の雇用統計までに、多くの重要なデータが出てきます。場合によっては9月利上げの報道なども出てくるかも知れず、ドルが強く買われる可能性があります。ヘッジファンドを巻き込めば、今週中に106円くらいにはすぐなるでしょう。いずれにせよ、ファンダメンタル情報により評価が修正されれば、為替水準は数円単位で変わっていきます。あとは着火する理由となる”きっかけ”が必要となります。

【日本】
失業率(7月)8:30
予想 3.1% 前回 3.1%

有効求人倍率(7月)8:30
予想 1.38 前回 1.37

【スイス】
KOF先行指数(8月)16:00
予想 102.0 前回 102.7

【ユーロ圏】
ユーロ圏業況判断指数(8月)18:00
予想 0.36 前回 0.39

ユーロ圏消費者信頼感指数・確報値(8月)18:00
予想 -8.5 前回 -8.5

ドイツ消費者物価指数・速報値(8月)21:00
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 0.5% 前回 0.4%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・速報値(8月)21:00
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
予想 0.5% 前回 0.4%(前年比)

【ブラジル】
失業率(7月)21:00
予想 11.5% 前回 11.3%

【カナダ】
経常収支(第2四半期)21:30
予想 -203.5億カナダドル 前回 -167.7億カナダドル

鉱工業製品価格(7月)21:30
予想 -0.5% 前回 0.6%(前月比)

原材料価格指数(7月)21:30
予想 -1.2% 前回 1.8%(前月比)

【米国】
S&Pケースシラー住宅価格(6月)22:00
予想 5.10% 前回 5.24%(20都市・前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)23:00
予想 97.0 前回 97.3

7:45 NZ住宅建設許可(7月)
10:30 豪住宅建設許可(7月)
12:45 2年国債入札(2兆3000億円)
13:15 菅官房長官、講演

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8月29日(月曜) 本日の相場見通し~台風に加えて、経済指標・レパトリにも注意!

台風10号 2016年02

また日本は台風一過に遭います。北海道は9.10.11号と三連発。東京も影響圏に収まります。しかも今回のは「非常に強い台風」です。その意味で、投資環境はあまり芳しくない週明けとなるでしょう。

【参考チャート】米2年国債・利回り

◎FX 相場観&見どころ

天気が悪いと相場に悪影響があります。こんな日に積極的な買いに出る心理にはなりにくく、流動性も鈍化します。今日は経済指標が少ないですが、唯一出てくるPCEコアデフレータは極めて重要な経済指標です。FOMCの利上げに影響を与えるため、観察が必要です。相場は、先週のイエレン発言を織り込む作業と、今日から続く重要な経済指標への備え、月末に向けたレパトリエーション(資金還流)などで複雑な動きになりそうです。上記台風の進路とよく似た相場になるのではないでしょうか…

1日レベルで考えれば、とても難しい相場観となります。

◎ファンダメンタル動向

為替相場を中長期で考えるならば、相場観は分かりやすい状況にあります。順当に進んでくれるならドルが上昇局面入りするでしょう。この場合、102円あたりから、110円抜けする展開は十分にあり得ます。データ次第では、今週中に目星を付けてしまうかも知れません。ドル相場の動きは、米2年国債利回りとの関連性が強いので、確認しつつトレードするのも良いでしょう。

【米国】
個人所得(7月)21:30
予想 0.4% 前回 0.2%(前月比)

個人消費支出(7月)21:30
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)

PCEデフレータ(7月)21:30
予想 0.8% 前回 0.9%(前年比)

PCEコアデフレータ(7月)21:30
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.5% 前回 1.6%(前年比)

18:00 ギリシャGDP確報値(第2四半期)

モスコビシ欧州委員、ギリシャ財務相・ギリシャ経済相と会談

英国市場は休場(サマーバンクホリデー)

 

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今週の相場&論点~米利上げ思惑を左右する雇用統計

ジャクソンホール・シンポジウム

ジャクソンホール・シンポジウムから相場へ材料が与えられ、今週は新たな相場観に基づいて取引されるでしょう。

【参考】ジャクソンホール・シンポジウムとは(もう1つのBLOGへ移動します)

■先週の相場確認

先週は、金曜日のイエレンFRB議長講演に向けて模様眺めムードが広がった。前週のダトリーNY連銀総裁など一連のFOMCメンバーの発言からは、年内利上げや9月利上げ示唆などタカ派の内容が相次いだ。ただ、ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の発言内容を見極めたいとの市場のムードは根強く、債券利回りやドル相場など各市場は方向性を失った状況が続いた。手掛かりとなる米経済指標では住宅指標が強弱まちまち。新築住宅販売は好調も中古住宅販売は予想ほど伸びず、ファンダメンタルズ面も決め手に欠けていた。

イエレン議長の講演を控えて、ドル円は99円台は一時的、101円台には届かずとなっている。ユーロドルは1.13近辺を中心に1.1250-1.1350レンジ。そのなかで、ポンドには買い戻しの動きがみられている。対ユーロを中心に堅調な取引が続いた。原油相場はNY原油先物が46ドル台から47ドル台で方向性が乏しく、資源国通貨も動きにくい展開に。

そして、注目のイエレン議長はジャクソンホールでの講演で、「この数ヵ月で追加利上げへの説得力が増した」と言及した。年内の利上げの可能性は示したように思われるが、あくまで市場が期待していたのは9月のヒントを示すかどうかだったが、それについては明確な言及はなかった。ただ、その後、フィッシャーFRB副議長が「8月雇用統計はFOMCの決定に影響。イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」と述べたことから、急速に市場は9月利上げへのリスクを高め、ドル買いが強まっている。ドル円はストップを巻き込み102円手前まで一時上昇。
(引用:Klug 蝦夷守編集)

■今週の相場観

ジャネット・イエレンFRB議長がようやくアクションを起こしました。相当な前進です。ただ、利上げに前向きとの示唆を下に過ぎず、予断は許しません。このまま手放しでドル上昇するかは微妙で、確認しながら進む事になるでしょう。ドル相場がアップトレンドに入った可能性は強まっています。年内に少なくとも1回の利上げがあると考えるのが妥当でしょう。その1回は12月14日になる確率が高そうです。今後は、それを踏まえての相場になっていくと想定されます。

さて、今週は大忙しです!月末・月初にかけPCEコアデフレータ、ADP雇用者数、ISM製造業景気指数、雇用統計など早速利上げを判断する材料がでてきます。FF金利が意識される中、データによりドル相場はかなり乱高下するでしょう。日本・中国・欧州にも重要な経済指標があり、週末にはG20首脳会合もあります。財政政策へ積極的な姿勢を見せられれば、来週にかけてリスク選好が進みそうです。ファンダメンタルの評価は、今週のデータで修正され、為替相場も大きくトレンドが変化するでしょう。とても重要な1週間になります。

29日(月)
米個人所得支出、PCEコアデフレータ(7月)
英国市場は休場

30日(火)
日本雇用統計(7月)
米S&Pケースシラー住宅価格指数(6月)

31日(水)
独失業率・失業者数(8月)
ユーロ圏失業率(7月)
ユーロ圏消費者物価指数・速報値(8月)
米ADP雇用者数(8月)
米中古住宅販売成約指数(7月)
サウジアラビア副皇太子、訪日
ミネアポリス連銀総裁・ボストン連銀総裁、講演

1日(木)
中国製造業PMI(8月)
中国財新製造業PMI(8月)
米自動車販売台数(8月)
米ISM製造業景況指数(8月)
米新規失業保険申請件数(27日までの週)
クリーブランド連銀総裁、講演

2日(金)
米雇用統計(8月)
米製造業新規受注(7月)
リッチモンド連銀総裁、講演

4日(日)
G20首脳会議(中国杭州、5日まで)

 

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