今週の相場&論点~FOMCまであと10日。ドル/円が106円まで上昇も新しい展開へ

今週の相場&論点~FOMCまであと10日。ドル/円が106円まで上昇も新しい展開へ

 6月21日、イエレン米FRB議長は、上院銀行委員会で半期に一度の証言を行った。写真はワシントンで同日撮影(2016年 ロイター/Carlos Barria)

今週からブラックアウトに入るのだが、FOMCの動向は注目を集めるでしょう。利上げをするのか、遠のくのか?両者とも説得力を持っています。次に大きな相場を起こすのは、この判断によってとなりそうです。

■先週の相場確認

先週は、11日からの週は、世界的に株高の動きが強まり、円相場は円安方向へと急展開した。ドル円は100円台から106円台まで大幅に上昇。EU離脱の英国民投票があった6月24日以来の円安・ドル高水準まで回復した。週末の参院選で与党が大勝、新たな景気刺激策への期待感が高まった。バーナンキ氏が安倍首相と会談し、追加緩和の余地があると指摘、市場ではヘリコプターマネー論議が高まったことも円売りを誘った。

世界的な株高には米経済回復への期待が背景にある。先週末の米雇用統計で雇用者数が大幅な増加となったことがきっかけ。米主要決算発表の本格化もあって、株式市場は活況を呈した。ダウ平均など米株は連日の最高値更新。
英国関連の話題でポンド相場もEU離脱相場から脱してきている。英中銀は予想外の金利据え置きを発表で、ポンドは買いで反応した。ただ、英中銀からは8月利下げが示唆されており、英欧株にとっては下支えに。次の英首相としてメイ前内相が就任したことも政治的安定をもたらした。
市場のムードが回復するなかで発表された中国GDPも予想を上回り、リスク動向は盛り上がりを見せた一週間となった。ただ、週末の引け際にトルコ軍のクーデターが伝わり、地政学リスクの動きも見せていたが、来週以降の動きが警戒される。
(引用:Klug 蝦夷守編集)

 

■今週の相場観

参議院選挙で安倍政権が圧勝し、経済対策を表明した辺りから盆と正月が一緒に来たような相場になっています。バーナンキ氏の来日も緩和期待に拍車。さすが『ヘリコプター・ベン』と呼ばれるだけあります。新しい材料による期待値が相場を盛り上げていました。リスク選好が進んでいます。とはいえ、英国のリスクはこれからも続きますし、テロ・クーデターなども続いている為、警戒は必要であります。特に、先週はあれだけ急騰しました。よって、いったん収縮する可能性もあります。全般のファンダメンタルは改善しています。

G20財務相・中央銀行総裁会議、IMF経済見通しなども控え、ファンダメンタル情報によっても相場が動きやすくなっています。展開が変わり易い為、視野の広さが求められるでしょう。FOMCまで、あと10日。米国の金利情勢も相場へ影響力を持つようになります

 

18日(月)
海の日祝日で休場
ウィール英中銀政策委員、EU離脱の影響について講演

19日(火)
東証マザーズ指数先物取引開始
独ZEW景況感指数(7月)
英消費者物価指数・生産者物価指数(6月)
米住宅着工件数、住宅建設許可件数(6月)
IMF世界経済見通し改訂版発表

20日(水)
英失業率(6月)

21日(木)
ECB政策金利、ドラギECB総裁記者会見
米中古住宅販売件数(6月)
米新規失業保険申請件数(16日までの週)
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月)

22日(金)
独・ユーロ圏製造業PMI速報値(7月)
ECB専門家予測調査

23日(土)
G20財務相・中銀総裁会議(24日まで)

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