今週の相場&論点~ 英中銀(BOE)が利下げ発表も!

今週の相場&論点~ 英中銀(BOE)が利下げ発表も!

 3月29日、イングランド銀行金融行政委員会は、欧州連合(EU)残留か離脱かを問う英国民投票に伴うリスクが、借り入れコストを押し上げ、ポンド下落につながる可能性がある、と指摘した。写真は英中銀本店、ロンドン市内で撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)

英中銀(BOE)です。利下げへの示唆をした中、今週の政策金利で実行に移すのか?どのような対応に出るのか?非常に大きな焦点となります。

■先週の相場確認

先週は、EU離脱の影響が目に見える形となった。複数の英不動産ファンドが解約停止措置をとったことで、市場にはリスク回避ムードが広がった。一部のイタリア銀行の不良債権問題も話題になった。原油相場が在庫増を嫌って下落したことも市場のムードを抑制している。

為替市場では円買いの動きが再燃。ただ、英国民投票結果発表のときのようなパニック相場ではなく、ジリジリと円高が進行する展開。ドル/円は103円台を維持できず100円台へ、ユーロ/円は114円台から111円台へ、ポンド/円は136円台から130円台へと下押しされて米雇用統計を迎えた。

6月米雇用統計は非農業部門雇用者数が衝撃の28.7万人増となり、ドルは一時急伸した。ドル円は101円台を一時回復、ユーロドルは1.10ちょうど近辺まで下落(ただし質的な経済指標は弱含み)。しかしその後は米債利回りの低下とともにに再びドル売りとなっている。ここ2ケ月連続で、米雇用者数は予想から大きく乖離する結果となっており、来週はその評価が一つのポイントになりそうだ。

(引用:Klug 蝦夷守編集)

 

■今週の相場観

今週は多くのポイントがあります。まずBOE政策金利で、今回利下げが行われるか注目が集まるでしょう。英経済の見通しなど示唆があれば材料になります。米国からも要人発言が毎日あります(下記参照)。ベージュブックも発表されます。利上げの有無、時期が注目される中で発言内容のよって相場が上下動しそうです。ジャネット・イエレンFRB議長の発言こそありませんが、FOMCが近づいたことで投票権を持つ総裁発言などに注目が集まるでしょう。さらに、中国から主要な経済指標が出てきます。GDP、貿易収支、消費者物価指数、鉱工業生産などが注目されるでしょう。中国が経済鈍化となれば、リスク回避が進むでしょう

日本では週末に参議院選挙がありました。この記事を書いた時点で議席数は確定していませんが与党が過半数を確保したため、日本の政局に関して安心感が広がり、これはリスク選好に作用しそうです。経済対策などマーケットでは期待が膨らみます。このところ、選挙絡みではサプライズが多かったので、世界的に安心要素として受け止められそうです。

相場観は、世界的に下方修正が拡がっています。英国や豪州で格下げが意識されている事がその一例で、中国も欧州も決してよくはありません。日本経済もインフレ率の悪さから、非常に微妙な成長にとどまっています。目先に急落材料は無いものの、全般的に重石がのったような相場観として始まるでしょう。今週出てくる材料が、どのようなものかで、ファンダメンタルは大きく修正される展開になりそうです。

11日(月)
ユーロ圏財務相会合
カンザスシティー連銀総裁、講演

12日(火)
EU財務相理事会
タルーロFRB理事・セントルイス連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁、講演

13日(水)
中国貿易収支(6月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ダラス連銀総裁・クリーブランド連銀総裁、講演

14日(木)
東京都知事選告示
豪雇用統計(6月)
英中銀政策金利発表
米生産者物価指数(6月)
米新規失業保険申請件数(9日までの週)
ダラス連銀総裁・アトランタ連銀総裁・カンザスシティー連銀総裁、講演

15日(金)
LINE、東証に上昇(公開価格未定)
日銀議事録
中国GDP(第2四半期)
中国鉱工業生産・小売売上高(6月)
米消費者物価指数・小売売上高(6月)
米NY連銀製造業景況指数(7月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)
セントルイス連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁、講演

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